円形脱毛症の原因
1.自己免疫疾患
2.精神的ストレスによる影響
3.アトピー素因
4.遺伝的要素
5.出産後の女性ホルモン値の変化
などがあげられます。
では、ひとつひとつ説明していきましょう。
※近年、有力視されているのが、「自己免疫疾患」です。
「自己免疫疾患」とは、外部からの侵入物を攻撃することで私たちの
体を守ってくれている免疫系機能に異常が生じ、自分の体の
一部分を異物とみなして攻撃してしまう病気です。
円形脱毛症は、Tリンパ球が毛根を異物と間違えて攻撃してしまうために
発症すると考えられており、その激しい攻撃により毛根が傷んで、
元気な髪の毛でさえ突然抜け落ちてしまうのです。しかし、
なぜその様な異常が生じてしますのか?はまだ明らかになっていません。
また、円形脱毛症は、橋本病に代表される甲状腺疾患、尋常性白斑、SLE、
関節リウマチ、あるいは重症筋無力症などの各種自己免疫疾患と併発する
場合があります。特に、甲状腺疾患は約8%、尋常性白斑は約4%の
患者が、円形脱毛症を併発していると言われします。
※精神的ストレスによる影響
「精神的ストレス」が挙げられます。精神的ストレスを受けると、
それに抵抗するために交感神経が活発に動きます。交感神経は、
心肺を早く動かしたり体温を上げるなどの動きがあり、身体がストレスと
闘う準備をしてくれます。このとき、ストレスが強すぎたり
長く続いたりすると、交感神経に異常がきたします。その結果!
血管を収縮させ、頭部への血流が悪くなり、毛根への栄養補給が
行き届かなくなり、脱毛が引き起こると考えられます。
また、ストレスは毛根への栄養補給を妨げるだけでなく、
「自己免疫疾患」や「内分泌異常」などのさまざまな疾患を
誘因することもあります。
※アトピー素因とは、アトピー性疾患(アトピー性皮膚炎、気管支炎、
アレルギー性鼻炎のいずれか)を持っている人のことを言います。
円形脱毛症患者の40%以上がアトピー素因を持つと言われ、
半数以上が本人もしくは家族にアトピー素因が認められるなど、
深い関連があるとされている。
※遺伝的要素で中国で行われた大規模な調査によると、
円形脱毛症患者の約8.4%に同じ病気を抱えている家族がいると
報告されています。それは親等が近いほど発症率が高く、
欧米の調査でも、円形脱毛症患者の一親等の発症率は二親等以上の
家族の10倍におよぶという結果が出ています。このことから、
円形脱毛症には遺伝的要因が関係する可能性が高いと考えられています。
※出産後の女性ホルモン値の変化
妊娠から出産後における女性のホルモンの減少も、
原因のひとつと言われています。妊娠中、体内の女性ホルモン値は
通常の100倍以上に増加しています。それが、出産すると一気に
通常値に戻ります。女性ホルモンには発毛促進の作用があり、
逆に減少すると抜け毛につながることから、毛周期との関係で
産後3~4ヶ月後に抜け毛が多くなります。多くの場合は頭髪全体の
ボリュームが減る産後脱毛となりますが、この時に、
円形脱毛症になることがあります。さらにアトピー素因を持つ場合、
それが加速されやすいというデータもあります。
ホルモンバランスだけでなく、育児の忙しさによる食事の
偏りや出産のストレスが原因になることもありますので、
産後の抜け毛には特に気をつける事が大切です。
と5つの大きな原因を上げました。
エルリックでも色々な方の頭皮を見てきて、様々な
円形脱毛症を見てきました!個人的にもストレスが原因が
一番かと思っていましたが、①.③は最近有力視されているのが
とても分かります。アトピーが原因となると円形脱毛症を治すと
いうより、生活習慣や体の治療になってきてしまい、季節で頭皮が
荒れるから、”育毛剤はいいや” ”ヘッドスパは本当にいいの?”など
半ば、諦め気味の方が多い気がします。円形脱毛症もそうですが、
抜け毛・薄毛が重症化する前に頭皮ケアをする事がとても大切です。
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