円形脱毛症の病院での治療
ステロイド局所注射
炎症や免疫機能を抑える効果のあるステロイドを
脱毛斑に注射で注入する治療法です。症状が改善しない単発型、
および多発型の成人患者に対して使われることがあります。
高い水準の発毛効果がある反面、ステロイドの副作用を考慮し
子どもに対しては行いません。また、注射時に強い痛みを
伴うことと、副作用として注射部位が陥没する場合がある事に注意が必要!
局所免疫療法
人工的にかぶれを起こす化学試薬、スクアレン酸ジブチルエステル(SADBE)か
ジフェニルシクロプロぺノン(DPCP)を使って、かぶれを起こさせることに
より発毛を促す治療法です。
最初は1%ないし2%の高濃度なものをつけて感作させ、2週間後に
低濃度なものを塗布、その後至適濃度まで徐々に濃度をあげて
治療します。本治療法は、比較的広範囲に脱毛している患者に
対して行われます。子供に使用できます。
約9割もの人に発毛効果があると言われていますが、
かぶれやじんま疹、リンパ節腫脹などの副作用を生じることがあり、
加えてアトピー性皮膚炎、湿疹、じんま疹がある人は、
一時的に症状が悪化する事があるので注意が必要です。
また、治療期間が半年から1年以上で、じっくり取り組む必要があります。
有効性があるとされている治療法ですが、
日本では保険適応の認可が降りていないため、自費診療となります。
直線偏光近赤外線照射療法(スーパーライザー療法)
「スーパーライザー」と呼ばれる装置を使用し、皮膚の奥まで届く特殊な
赤外線を脱毛斑に照射する治療法です。この光の波長は体の奥まで
届くため、鎮痛、消炎効果で痛みと腫れがひくので、
筋肉や関節の治療用としても使われています。
また、自律神経に直接照射することにより全身の血行が良くなるため、
自律神経失調症の治療に使われることもあります。
簡単に治療が受けることができ、副作用も軽い点があることから、
単発型や多発型の治療に使用される場合があります。
点滴静注ステロイドパルス療法
点滴により、ステロイドを3日間ほどの短期間で大量投与する治療法です。
発症後6か月以内の成人患者で、急速に進行する重症例に有効な治療法。
発症後6か月以内の患者には約6割効果が見られましたが、発症後6か月以降の
患者には16%程度しか効果が見られないため、発症ご早期の重症患者のみ
行われます。
発症早期の重症患者に対しては高い効果が実証されている半面、
子どもには成長障害が生じる可能性がありますので、行いません。
ステロイドを大量に使いますので、入院が必要になります。
不眠、動悸、頭痛、微熱、倦怠感などの副作用がでる場合があります。
当店でも中々、多発型の円形脱毛症の方は見られないのですが、
今年初めに、ご来店頂いた方ですね。
左右3つ、前から後頭部に4つ、円形脱毛症が出来ていました。
当店にご来店頂いた時は、症状がでて3か月以上過ぎていて
他の髪が伸び過ぎていたので、奥様と一緒にカットにご来店頂きました。
もう、毛穴から黒い点々みたいに髪が生えてきていたので、
伸びてくるのを待つか育毛剤などで自然治癒を早める方法があると
アドバイスさせて頂きました。
原因はご夫婦間の問題でしたが、とてもご主人が心配症で
ストレスが過度にかかったのが原因とお話して感じました。
※ここまでわかりやすいストレスでなくとも気づかない
ストレスもありますので、体調管理にはお気をつけ下さい。
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